筋肉は裏切らない?

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こんにちは。

突然ですが、皆様は御自身の筋肉量をご存じでしょうか?

今回は、正しいダイエット法につき少し考えてみたいと思います。

 

はじめに申し上げますが、体重を指標にダイエットを試みると悪い結果に終わることが多いです。

 

人間の体の構成は大きく分けると「筋肉」「脂肪」「骨」「内臓」「水分」にわかれますが、ダイエットで変動する指標は「筋肉」と「脂肪」です。

 

食事制限を主体にダイエットを試みると、確かに体重は減りますが、脂肪と共に筋肉も確実に減少していきます。

筋肉が減少することにより、基礎代謝量が低下し、リバウンドをしやすい身体となってしまい、リバウンド後も食事制限を主体としたダイエットを反復していると、筋肉量の減少でとりかえしのつかないことになってしまいます。

 

青年期は特に何もしなくても筋肉量の減少はわずかですが、壮年期(40歳以上)になると筋肉はどんどん衰えていきます。特に女性は女性ホルモンの減少により、その傾向が顕著となります。

 

そのため、正しいダイエットとは「筋肉量」と「脂肪量」を定期的に評価しながら、筋肉量を増やす・もしくは減少させないことが重要です。

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実際、筋肉量の多い人ほど健康寿命が延長する・全体的な寿命も延長することがわかってきています。

 

筋肉量を維持することにより、以下のようなメリットがあります。

基礎代謝が増加し、脂肪の溜まりにくい身体となる

・エネルギー代謝の改善により、生活習慣病(糖尿病・脂質異常症など)が改善する

・免疫機能が向上する

 

筋肉量を維持・増加させるためにはどうしたらよいのでしょうか…?

それは、

・定期的に筋肉量・脂肪量を測定する

・筋肉量を向上させるための効率よいトレーニングをする

・筋肉量を向上させるための正しい栄養摂取を試みる

 

上記をご自身で勉強し、実践できるのが理想ですが、なかなか難しいと思います。

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さて、宣伝ですが…

さぎさかクリニックでは、健康寿命の延長・生活習慣病の予防/改善という観点から医師・看護師・理学療法士・健康運動指導士・トレーナー・管理栄養士、多職種の力の融合により、正しい身体作りを目指した運動施設を併設しています。

新型コロナウイルス対策のため、6月までは人数・時間を限定し運営していましたが、

7月1日からは通常運営を開始します。

この機会に、是非当院で真の健康を目指してみませんか?

皆様の来院をお待ちしております。

 

 

 

 

鼻炎・喘息とアレルゲン

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突然ですが、この季節でも鼻炎に悩んでいる方、今年は多いのではないかと思います。

スギ花粉の季節が終わったのに鼻炎が治らない…

さて、何が原因なのでしょうか?

 

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そう、今の季節はイネアレルギーが最も多いのです。

アレルギー検査ではイネ科の代表として「カモガヤ」のアレルギー反応を調べるのですが、カモガヤに反応する方はほぼイネ花粉に反応します。

(上の写真はイネ、下の写真がカモガヤ)

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更に、高温多湿となってくると室内のダニ・カビも増加してきます…

 

診療経験上、スギ花粉はさほど喘息を悪化させないのですが、この季節のアレルギーは鼻炎だけでなく喘息も併発している患者さんが多い印象です。

 

鼻水、鼻づまりだけでなく咳が長引いている方は、喘息なのかどうかもしっかりと調べたほうが良いでしょう。

 

但し、大人の喘息は相当悪化しない限り、ヒューヒュー、ゼーゼーすることがないです。その為、喘息の診断には肺活量検査や呼気中一酸化窒素検査が実施可能な、呼吸器内科の専門的な診断ができる医療機関への受診が望ましいです。

 

また、アレルギー性鼻炎・喘息がある方は、何にアレルギーを持っているのか、血液検査を実施することをお勧めします。アレルギー専門医の先生であれば、アレルギー検査の結果も踏まえ、適切な対処法(環境整備の方法やお薬の調整)につき教えてくれるでしょう。

 

鼻炎や長引く咳でお悩みの方、特にこの時期はなかなか改善しないことが多いので早めに医療機関(アレルギー科・呼吸器内科・耳鼻いんこう科など)を受診しましょう。

 

 

 

新型コロナウイルスの状況と当院運動施設の運営について

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5月25日をもって、全国的に新型コロナウイルス蔓延予防のための緊急事態宣言が解除されました。3月末からの急速な感染拡大から2か月弱でここまで新規感染者が減少した理由には様々な意見がありますが、間違いなく国民全体の感染対策への意識が他国と比較し高いことは状況改善の理由の一つとして考えられます。

 

但し、新規感染者が減少しているといっても、日々数十人の新規患者が発生しており、完全に封じ込められた状況ではありません(以下の画像はhttps://hazard.yahoo.co.jp/article/20200207より引用しました)

 

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なお、都市部ではまだフィットネスクラブは休業要請対象に入っていますが、浜松市からは特に休業要請の規制はなく(5月6日をもって全て解除)、静岡県でも5月17日をもって休業要請は解除されています。自治体の休業要請の解除を受け、浜松市内でも各スポーツ施設が再開しています。

 

自粛要請により運動不足となっている方が多い中、運動できる施設の開放等により、再び体を動かす機会が戻ってきていることは喜ばしい限りです。

 

全国的な緊急事態宣言の解除をうけ、当院の運動施設の通常運営をいつから開始するか、様々な側面から検討しましたが…

✔都市部の段階的制限緩和により、再び新型コロナウイルス感染症が蔓延する可能性があること

✔十分換気を実施しても、施設特性上どうしても密を避けきれないこと

✔全員の安全のために、現状でも風邪を含めた感染症患者さんを時間的・空間的に分離して診療する必要があること

安全な診療を皆様に提供する責務を担っている医療機関であること、呼吸器内科医としての観点から、現状でも新型コロナウイルス感染症患者さんの再度の増加リスクがある状況で、リスクを徹底的に排除しなければならないという観点から、

 

当施設では6月中旬まで慎重に経過を見たうえで、運動施設の通常運営が可能かどうか判断することとしました。

 

状況が安定していれば、7月1日から通常運営を開始する予定(月~土 10時~21時30分、日祝10時~18時、木曜休業日)です。それと同時にスタジオプログラムも開始する予定としています。

 

皆様が運動に集中できるようにこだわって設計したトレーニングエリア空間、一刻も早く利用していただきたいと考えておりますが、今暫くお待ちいただきますよう宜しくお願い致します。

(なお、現状限定30人で、時間限定の使用が可能となっておりますが、まだ若干名余裕がございます。ご希望の方はお早目にお問合せ下さい。詳しくはホームページを参照頂くか、クリニックまでお電話下さい)

 

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さぎさかクリニック開院

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2020年5月12日、浜松市東区大島町に運動施設を併設したクリニックが遂に開院します。

但し、新型コロナウイルスの影響を考え、暫くは以下のような運用といたします。

・運動施設:密を避けるため、限定された人数のみ登録可能(但し時間制限があります)

・診療

〇午前中は9時30分~13時30分(通常より30分時間延長)、発熱や風邪症状のない患者さんを診察

〇午後は15時30分~18時30分(通常より30分遅く開始)、発熱や風邪症状のある患者さんを診察

時間、空間をしっかりと分離して、皆様が安心して利用できるよう暫くは配慮していきます。

今後とも末永く宜しくお願いいたします。

 

 

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