スギ花粉症のおはなし
皆様こんにちは。
約2か月振りのブログです。またまたかなり間が開いてしまいました。
できれば1週間に1度程度の更新を目指したいのですが…がんばります。
さて、スギ花粉症の方々にとっては嫌な季節がやってまいりました。
早速ですが今年の花粉飛散状況はどうなのでしょうか…?
1)2021年度花粉飛散予想
既に微量のスギ花粉は飛散しはじめていますが、本格的に飛散するのは2月上旬と予測されます。
また、今年は昨年よりも飛散量が増えることが予測されまています。
2)花粉症のお薬について
花粉症の治療としては、第一に抗ヒスタミン薬が選択されます。
具体的な薬剤名としては「アレグラ」「アレロック」「ザイザル」などですね。
ただし、抗ヒスタミン薬は非常に多数の種類があり、一般的に
効果が強い薬は眠気が強い
と言われています。
また、抗ヒスタミン薬のみでは効果が乏しい場合、
・ロイコトリエン受容体拮抗薬
・点眼抗ヒスタミン薬
などを追加します。詳細は以下の画像を参照ください。
とても多量の薬がありますね…
現在、市販でも抗ヒスタミン薬は購入できますが、上記のように薬剤の選択肢は多数ございますので、しっかりと治療するのであれば医療機関への受診をお勧めします。
3)花粉症の治療費
●例えば、市販の抗ヒスタミン薬を購入した場合…
(例)アレグラFX 2週間分で2,075円(税込)
となります。4週間で4,150円ですね。
●医療機関を受診した場合(花粉症の治療のみの場合)
初診時 初診料+処方箋料で約1,070円(3割負担の場合)
再診時 再診料+処方箋料で約600円(3割負担の場合)
薬剤費 4週間で約300円(3割負担の場合)
*アレグラのジェネリック 1錠約18円で計算
…医療機関で処方されたほうが、断然お得ですね。
薬剤費は一日で20円~80円程度(1か月で600~2400円=3割負担で200~700円程度)と差はありますが(下図参照)、医師に相談の上で多数のお薬の中から選択できるというメリットも大きいですね。
デメリットとしては、受診の手間と待ち時間…ですね。
4)当院での花粉症治療について
花粉症の症状としては「鼻汁」「目のかゆみ」「咳」などですが、感染症(かぜ)との区別が難しい場合もございます。
院内感染防止のため、初診時の予診で感染症の可能性が否定できない場合は、車内で順番待機して頂く場合もございますので、ご協力をお願いします。